ライオンのおやつ
おはち評価 ⇒ ★★★★☆ (4.5)
『ライオンのおやつ 小川糸』
基本ミステリーを読むことが多いのですが
たまに心温まる作品を読みたくなります。
読書初心者でも非常に読みやすい作品かと
思います(๑❛ᴗ❛๑)
あまり涙脆い方ではないのですが
この作品は本当に泣ける作品でした。
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★あらすじ
人生の最後に食べたいおやつは何ですか――
若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。
――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
✍️
心に残るフレーズが沢山あり、いくつか書き留めて
おりましたので、ご紹介致します。
▼思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝にかえればあなたの人生はやがて光り輝くことでしょう
▼人の幸せってどれだけ周りの人を笑顔にできたかどうか
▼人は生きている限り変わるチャンスがある
▼そんな簡単に自分の生き方を変えることは出来ない。でも自分の人生を最後まで諦めずに変えようと努力することに大きな意味がある。
余命宣告された後って
環境や考え方次第で残りの生き方が変わって
くるものかと思います。
「おやつ🍪」ひとつでも本当にさまざまな
思い出があり亡くなる前に良き思い出を
振り返られる時間があるって
素敵なことですよね。
自分がこの物語の主人公の立場に立たされた時
雫みたいに前向きになれるかと考えたら
難しい気がします。生きている間は綺麗な魂に
なる為、日々修行・努力が必要なのかと思います。