能面検事
おはち評価 ⇒ ★★★★☆ (4.0)
『能面検事 中山七里』
中山七里さんの本が読みたいと思い、購入しました。
不破検事のキャラ結構お気に入りです(^^)
★あらすじ
巷を騒がす西成ストーカー殺人事件を担当している、大阪地検一級検事の不破俊太郎と新米検察事務官の惣領美晴。どんな圧力にも流されず、一ミリも表情筋を動かすことのない不破は、陰で能面と呼ばれている。自らの流儀に則って調べを進めるなかで、容疑者のアリバイは証明され、さらには捜査資料の一部が紛失していることが発覚。やがて事態は大阪府警全体を揺るがす一大スキャンダルへと発展し―警察内から裏切りと揶揄される不破の運命は、そしてストーカー事件の思いもよらぬ真相とは―大阪地検一級検事・不破俊太郎。孤立上等、抜き身の刀、完全無欠の司法マシンが、大阪府警の暗部を暴く!
✍️
不破という何事にも動じない検察官。
協調性がなく自分にも他人にも厳しく
仕事が出来すぎる人と実際一緒に働くとなると
ちょっとしんどいかもな…とは思いました笑
人間性云々ではなく「仕事面」は尊敬出来る人です。
不破検察官とは対照的にすぐ感情的になり
正義感ばかりが先走る新米検察事務官。
このコンビはある意味均衡が保たれているような気がします。
出世や保身とか関係なく、真実のみを追求していく
不破検事のような人が存在すれば
冤罪は少しでも減りそうですよね。
でもそういう人こそ、組織から煙たがられて
消されるのが現実なのかなとも思います。
ドラマ化しても面白そうです(^^)